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離婚する夫婦が子供にすべきことと親権について

離婚を考えている夫婦にとって、とても重要な問題は、子供に関することです。今までは二人で育ててきたのに、離婚したらどちらかが面倒を見ることになります。これは、夫婦にとっても、子供にとっても、大変なことです。

では、子供がいる夫婦は、離婚するときに子供に対して、何をすればよいのでしょうか?また、親権を獲得するにはどうしたらよいのでしょうか?

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離婚したら子供はどうなる?子供への影響や子供のためにしなきゃいけないこと

『もう別れましょう』とパートナーとの離婚を決意したものの、気になるのは子供の存在。自分たちの責任で子供が可哀想な思いをさせてしまうのではないかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

一見、子供の為と思われる行動ですが、実は逆効果になってしまうことも少なくありません。今回は、離婚がもたらす子供への影響について解説していきます。また、子供の為にできることを考えていきましょう。

離婚は夫婦二人だけのもの

夫婦の関係が破綻している状態や、どちらかに非があり別れを考えているのはあくまでも夫婦だけのものです。自分たちが共に生きていくことに限界を感じるようになれば、一緒にいることは困難でしょう。

ただし、「お父さんを取り上げていいものか」「お母さんと離れて暮らしても大丈夫なんだろうか」など子がいる場合には心配になってしまうことも多く、結婚生活を継続させる方が良いのではないかと錯覚してしまいます。

しかし、これは子にとって大迷惑な話であり、自分のせいで母(父)が我慢しているのだと植え付けてしまいます。そうなると、自分がいなければいいのではないかと深く傷つけてしまうことにも発展してしまうのです。

このような事態を防ぐ為には、まず離婚は夫婦二人だけの関係性で判断することが大切だということを再認識してください。子のことを考えて我慢することが美学のような時代ではありません。むしろメリットよりもデメリットの方が大きいのです。

夫婦間に会話がないことや喧嘩が絶えない現状を見せつけられる子はとても悲しく苦しいものです。そのような状態はある種の虐待とも言えるのではないでしょうか。そのような状態ならばいっそ離れて暮らしている方がより精神衛生上健康でいられるのかもしれません。

子を利用して、別れるか別れないかを決断することは絶対にやめましょう。

子供の意思を確認する際に注意すべきこと

離婚が成立する際、親権問題の壁に当たることがあります。基本的には15歳未満の子に対しては母親側が親権を獲得することが多いのですが、稀にそうじゃない場合もあります。

例えば、別れる原因が妻の方にあり、不倫をしていたとか精神病にかかっている状態、借金がある、無職などの生活を送ることが簡単ではない場合、父親側に親権がいくことがあるでしょう。

基本的には15歳未満であれば母親が親権を持つことが多いとされていますが、中にはこのようなパターンによって父親側に親権がいくこともあるでしょう。

15歳以上の場合は、自分の意思によってどちらについていくのかを決断することができますが、子の立場から言えば「どちらも選びたくない」が正しいのではないでしょうか。どちらかではなく、どちらとも一緒に生活をしたいのが本音だからです。

それを「お母さんと一緒がいいよね?」とか「お父さんと一緒の方が楽しいぞ」などと煽るような言葉を言ってしまうと、混乱してしまいます。子の意思を尊重したい気持ちもわかりますが、プレッシャーになってしまったり、何が正しいのかわからなくなり精神的に参ってしまうでしょう。

夫婦が決断したことに対して、どうしたいのかを仰ぐのではなく、決めた事実だけを伝えることが大切です。

父親・母親でいることは変わらないことを伝える

夫婦としては破綻してしまったとは言え、子を介しての関係性は変わることがありません。どちらも母親であり、父親であることは事実なのですから、離れて暮らしたとしても、どちらにも頼ることができるように配慮してあげることが大切です。

別れることになった原因によってはお互いに会いたくないと思うこともあるでしょう。しかし、それはあくまでも当人同士での話であり、子は関係ありません。その為、子の好きな時に会えるようにしてあげることが本来であれば大切と言えるでしょう。

しかし、中にはすでに他にパートナーがいて、新たな家庭を築こうとしている場合もあります。不倫相手が妊娠してしまったパターンなどでも現在存在している子よりもそちらを優先してしまうこともあるでしょう。

しかし、子の気持ちを考えると例えその事実があったとしても自分の父親・母親であることに変わりはないのです。 親の離婚に対して何も感じない子はいません。少なからず自分を責めてしまう子もいるでしょう。

そのような事態を防ぐ為にも、愛情があることをしっかり伝えてあげることが大切です。大人の事情に子を巻き込んでいるという自覚をしっかり持ち、子の気持ちを優先させられるように配慮してあげることが必要です。

親の感情ばかりを優先させると、子の気持ちの変化についていけなくなってしまいます。しっかり様子を見て、できることを考えてみてください。

また、もし面会などが困難な状態の時にはその理由をしっかり伝えてあげることも必要です。嘘をつかれたり誤魔化されることは子にとってもショックなことですので、しっかり伝えてあげましょう。

離婚の際に親権をとるため妻・夫がそれぞれすべきこと

離婚をする際に、親権をどちらが獲得するかというのは非常に重要です。親権を持てば、子供の面倒を見る役割だけでなく、財産の管理、子供の代理人としての立場を有することになります。

二種類の親権について

親権には大きく分けて2つあり、1つは財産管理権、もう1つは身上監護権です。身上監護権は子供の居場所を指定したり、しつけをする権利があったり、身分行為の代理権があったりします。

本来はこの2つはセットで考えられるべきとされていますが、離婚をする際、この2つをバラバラにして、それぞれが担うことも最近では認められるようになっています。

本来は財産管理権、身上監護権がセットでなければならないのに、夫と妻でバラバラで受け持つ理由として、夫婦が抱えていた事情があります。

例えば、財産管理権を夫が有しているものの、夫は仕事で忙しく、満足に身上監護権を行使することができないという場合には、財産管理権を夫が、身上監護権を妻がそれぞれ有することになります。もちろん、その逆も存在します。

基本的にはどちらも同じ人物が担当をすることになるものの、それが無理な場合は例外的に受け持つ人が異なるということも親権に関する話し合いの過程で考えられます。

双方が親権を獲得するためにしなくてはならないこと

離婚をすることになり、話し合いの場を設けてもたいていはなかなか話がまとまらず、裁判所での調停などに持ち込まれることになります。そうなると裁判所において、自分が親権者としてふさわしいという主張をしていかなければならず、妻、夫、それぞれでやるべきことが出てきます。

この時、裁判所が考えることは子供の成長であり、子供の利益を最優先にして考えていきます。もちろん、経済力も大事ですが、面倒を見てくれる人がほかにいるのかどうか、子供への愛情、生活環境、子供の発育状況、兄弟姉妹の関係など色々と考えなければなりません。

こうしたことからもわかるように、妻、夫がやるべきことというのは異なります。

妻が有利になる場合

例えば妻の場合には、子供の面倒をしっかりと見ることができること、それが最大の利益であることを主張していくことが求められます。

働きに出ている間は妻の両親が面倒を見るというのでも大丈夫です。夫の場合、誰が面倒を見るのかの部分が多少あやふやになりやすく、その部分がウィークポイントになってしまう可能性があるため、そこの部分でアドバンテージがありそうであれば、そこを強く主張していくというのが妻にとって大事なところです。

妻が有利な局面になりやすいのは子供が幼い時と言われています。赤ちゃんであればあるほどお母さんの影響というものをかなり受けることになるため、子供が幼ければそれだけ妻にチャンスが出てきます。

しかし、子供が15歳以上になってしまうと、子供の意向が反映されることになります。こうなると子供がどちらにつくかということが最大の焦点となるため、普段からの付き合いなどを考慮して選ぶことになります。

もし妻ができるとすれば、子供を養育する環境がどれだけ整っているかをアピールしていく以外にありません。

夫が有利になる場合

夫が親権を獲得するにあたって有利になるとすれば、財産面の問題です。妻の場合、それまで専業主婦であれば、離婚をきっかけにパートに出ることになります。ただ、夫の場合は今まで通りの稼ぎは入ってくるため、財産面に関して心配はいりません。

慰謝料や養育費はどうなる?

慰謝料や養育費に関しても、どちらに原因があっての離婚なのかということによって状況は変化します。

ちなみに、奥さんの不貞行為をきっかけにしたものであっても、その不貞行為自体では審理に影響は与えず、悪影響を及ぼした事情がない限りは妻が不利になることはありません。

一方、離婚前までの養育環境なども審理では問われることになります。夫が仕事で忙しく、妻ばかりが面倒を見ていたということになれば、妻が主体となって養育をしていたということになり、審理にもいい影響を与えます。

もし、相手が育てることになればどのような影響を及ぼすのか、その事実を淡々と言っていけばよく、その部分に嘘偽りがなければ、心象としても妻の方が有利になります。夫がこれを挽回するには夫の両親が面倒を見るなどのことを主張していく必要があります。

実際のケースでは圧倒的に妻が獲得しやすく、夫が獲得できる場合は1割程度と言われています。この背景には幼児などの面倒はお母さんが見るのがいいという意見が大勢を占めているというのが大きく、かなりの問題がない限りは妻が獲得するような流れになります。

養育環境をすぐに整え、今からでも養育できるという姿勢を夫側が見せない限り、厳しいというのが実情です。 万が一、獲得できなかったとしても面会交流の権利を行使をして会うことはできます。

もし約束をしたのに行使をさせないような状況になれば裁判所に訴え出ればそれで大丈夫です。

さいごに

いかがでしたか?

子供がいるから別れないでおこう、とは考えなくてもよいものです。しかし、しっかり子供のためを思って、出来る限りのことをしましょう。

いち早く別れたい人は話し合いを軽くして、すぐにでも別れようとしますが、後で後悔をしないためにも、話し合いは重ねておきたいところです。


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