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離婚回避へ!有効な方法と不受理申請についてご説明

夫に突然離婚を切り出されてしまった。でも自分は離婚する気なんてない……。そんなとき、どうすれば良いのでしょうか。

突然のことで気が動転してしまい、有効な手立てを打てないまま気付けば離婚成立……。なんていうことになれば悲劇です。離婚を回避するためにも、まずは冷静に対処することが必要なんです。

では、具体的にはどのような行動をすべきなのでしょうか。相手にすべきことと共に、離婚を回避する切り札「離婚届不受理申出」についてもご説明します。

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誰かに相談する

あなたは大切なパートナーからいきなり「離婚しよう」と言われ、気が動転して、絶望や焦り、怒りを抱いていることと思います。しかし、感情的なままでは良い展望が開けることはありません。

まずはその感情を落ち着かせることが大切です。そのためには、誰かに相談することが一番。パートナーでも家族でもない、第三者に話を聞いてもらい、アドバイスをもらいましょう。

共通の友人

まず、相談しやすい相手として、友人がいると思います。特に同性の友人は親身になってくれ、自分の気持ちもわかってくれるなど、ありがたい存在ですよね。でも、ここでちょっと気をつけてほしいのが、その友人の立場です。その友人の方はあなたのパートナーに会ったことはありますか? 親しい友人ですか?

もしもその友人がパートナーの友人でないなら、相談をしてもあまり良いアドバイスがもらえないかもしれません。なぜなら、彼がどのような考え方をする人間で、どんな行動をしがちなのかは、友人でなければわからないからです。

そのため、相談する場合には必ず、あなたとパートナーの共通の友人を選んでくださいね。

離婚カウンセラー

離婚カウンセラーという人がいるのをご存じですか? この離婚カウンセラーには、NPO団体の認定者だったり、弁護士や司法書士、行政書士などがなっていたりと、様々な人がいます。離婚カウンセラーに共通しているのは、中立の立場で、しかし一緒に考えてくれることと、離婚に関する相談を受けるプロであり、離婚にまつわる幅広いテーマに通じているということです。

そのため、自分の状況やパートナーの状況を相談することで、他の人のケースと比較しながら、よりよく離婚を回避するための方法を提案してくれるというメリットがあります。

離婚カウンセラーへの相談は電話のみでできる場合もあれば、直接会って面談形式で相談できる場合もあったりと、様々なパターンがあります。料金はだいたい1時間1万円ほどからですが、離婚カウンセラーによって料金は様々です。

そのため、離婚カウンセラーに相談する場合は、まず料金の確認をすることが大切になってきます。インターネットや新聞広告などで、ご自分に合いそうな離婚カウンセラーを見つけてみてくださいね。

弁護士

離婚に関するプロと言えば、誰でも弁護士が頭に浮かぶのではないでしょうか。弁護士は法的な視点から離婚の回避の方法を教えてくれる心強い存在です。特に、有責配偶者という、相手からは離婚を切り出せないパターンについても熟知しているため、離婚を回避するための方法をたくさん知っている人だと言えるでしょう。

でも、いきなり弁護士に依頼するのって躊躇しますよね。それに、そもそもどこに弁護士がいるのかもわからないのが普通です。

そんなとき、頼りになるのが「法テラス」です。「法テラス」は、トラブル解決のための案内所として国によって設立されました。現在、全国の弁護士が「法テラス」で活動しており、各都道府県に事務所があります。

「法テラス」は、家や職場に近い弁護士を紹介してくれたり、無料法律相談のセッティングをしてくれたりします。特に、無料法律相談は、本来有料(30分5000円から、それ以上のことも)の法律相談を30分無料で行ってくれる便利なサービスです。

そのため、弁護士が近くにいなかったり、どんな弁護士を選べばいいかわからない場合は「法テラス」に相談してみることをおすすめします。

日本司法支援センター 法テラス
0570-078374
受付時間は、平日の9時から21時までと、土曜の9時から17時までです。Webサイトのメールフォームからなら24時間問い合わせをすることができます。

相手にすべきこと

第三者に相談したり、自分で状況を整理してみたりした結果、相手に言いたいことや、自分の中での後悔が出てきたりしますようね。その場合でも、相手に直接感情をぶつけるのはちょっと待ってみましょう。

ドイツの哲学者ショーペンハウアーはこう言っています。

「人間は判断力の欠如によって結婚し、 忍耐力の欠如によって離婚し、 記憶力の欠如によって再婚する。」

と。忍耐力の欠如というのは、感情的になることとほぼ同じことを意味します。すなわち、相手もまた、感情的になって離婚を切り出してきていると言えるのです。感情的になっている相手に感情的に対応したら、うまくいくはずがありませんよね。まずは一つずつ、自分でできることと、相手にすべきことを段階を追ってみていきましょう。

ある程度のことは妥協する

まず、自分でできることは、「ある程度のことは妥協する」ということです。たとえば、彼のちょっとした口ぐせや、生活習慣、もしかしたら寝相などもあるかもしれません。一つ一つはささいなことでも、毎日繰り返されれば積もり積もって我慢できなくなりますよね。ひょんなことで怒りが爆発して怒鳴ってしまった……なんてこともあるのではないでしょうか。

人間である以上、感情や好き嫌いは無視することができません。しかし、二人はもともと赤の他人だったんです。そんな二人が「結婚」という約束により一緒に生活している以上、目をつぶらなくてはならない場面があっても不思議ではありません。むしろ無いとおかしいとさえ言えます。

いらだつことがあったとしても、深呼吸して、ある程度妥協してみてくださいね。

直すべき自分の行いを正す

パートナーがあなたに離婚を切り出したとき、なんと言っていたか覚えていますか。もしくは、普段、言い合いになるときに出てくる話題を覚えていませんか。

これまで何も言わず、さらに離婚の理由を何も言わず離婚を切り出す人は、ほとんどいないと思います。彼に好きな人ができたとか、彼の浮気が本気になってしまったとか、そういう場合はともかく、もしかしたらあなたにも直せる部分があるかもしれません。

もし、パートナーの不満の原因が、少しの努力で直せる部分であったり、意地を張るのをやめることで解決できることであればラッキーです。まずはあなたが行動で示すこと。それによって、相手も、あなたが離婚を望んでいないということを知ることができるようになります。

もしも彼があなたの愛を疑ったり、不安になったことで離婚を切り出したのであれば、あなたが行動を変えることで一気に二人の関係が改善するはずですよ。

第三者を加えて話し合う

自分にできることはやった、それでも相手の気持ちが「離婚」から動こうとしない……そんな場合は、話し合うことでお互いの気持ちや離婚の本当の原因を確認することが必要です。

この場合有効なのは、第三者を加えて話し合うことです。この第三者は、共通の友人でもいいですし、お互いの親や兄弟でも構いません。とにかく、二人きりで話すことを避けるのが大切です。

なぜなら、離婚という、お互いの人生にとって一大事件であることを、当事者の二人が話し合えば、絶対に感情的になってしまうからです。感情的になれば、不用意に相手を傷つけるようなことを言ってしまうかもしれません。

それに、もしかしたら感情が高ぶった彼があなたに暴力をふるってしまうことも考えられます。そんなことになれば、回避できる離婚だって、回避できなくなってしまいますよね。そのため、話し合うときはできるだけ第三者を入れるようにしてください。

もしも、信頼できる第三者がいない場合は、弁護士に仲裁という形で間に入ってもらうこともできます。その場合は日本弁護士連合会の「紛争解決センター」に問い合わせることで、仲裁してくれる弁護士や場所をセッティングしてくれるので、困ったときは使ってみてもいいかもしれません。

日本弁護士連合会 紛争解決センター

じっくり話し合う

パートナーと話し合える状況をセッティングできたら、じっくりと話し合うことが必要です。「じっくり」話し合うためには、お互いが思っていることを全て言えるようにする、お互いの努力が大切となってきます。

その努力とは、相手が言いたいことを言い終えるまで我慢して聞く努力に限られません。相手を不用意に怒らせないよう言葉を選びつつ、でもちゃんと言いたいことを言う努力も必要となります。

相手はなぜ離婚したいのか。相手は自分に対してどんな不満があるのか。自分は離婚を切り出されてどんな気持ちになったのか。離婚しないために自分には何ができるのか。

話し合うことはたくさんあると思います。あなたのパートナーへの悲しみや寂しさを素直に伝えて、自分がこれからできる前向きなことや、相手にとってプラスになることを提案してみてください。

パートナーがあなたの話を聞いて、あなたに対して残っていた愛情を再確認したり、あなたと一緒にいることでこれから先、良い未来があると想像できるようになれば、離婚回避はかなり近いところまで来ていると言っていいでしょう。

離婚届の不受理申出

離婚回避の切り札として、「離婚届の不受理申出」という制度があります。これにより、パートナーが勝手に書いた離婚届によって離婚が成立してしまうことを防ぐことができます。以下で具体的に見ていきましょう。

不受理申出とは

「不受理申出」とは、本人の意思に基づかない届出が受理されることを防止するための制度で、全国の区市役所や町村役場で受け付けています。

そもそも離婚とは、民法763条に「夫婦は、その協議で、離婚をすることができる。」とある通り、原則として夫婦二人ともが離婚することに同意しないとできないものです。(例外として、裁判上の離婚があります)

そのため、あなたが離婚したくないと思っているのに、パートナーが勝手に離婚届にあなたの名前を書いてハンコを押して離婚届を出しても、本来その届け出は意味がないことになります。

でも、残念ながら、今の日本では離婚届に書かれた内容が夫婦二人ともの意思に基づくものなのか確認する手段がありません。そのため、離婚届が法律に違反するものであっても、受理された場合は「離婚は……その効力を妨げられない。」(民法765条2項)とされています。

つまりどういうことかと言うと、たとえ相手が勝手に書いた離婚届であったとしても、一度離婚届が役所に受理されてしまうと、離婚が成立してしまうのです。

そこで登場したのが「離婚届の不受理申出」です。あなたの本籍地、もしくは所在地の市区町村の役所に「離婚届の不受理申出」をすることで、誰がどんな離婚届を持ってきたとしても、役所で受理されることはなくなり、勝手に離婚されることはなくなります。

申請に必要なもの

では、「離婚届の不受理申出」をするには、何が必要なのでしょうか。必要なものは3つあります。

1つめは、「離婚届の不受理申出書」です。この用紙は役所の窓口(戸籍係など)でもらうことができます。また、各都道府県が公開しているインターネット上のpdfファイルを印刷することでも手に入ります。

書き方がわからない場合は窓口で聞けば書き方をわかりやすく教えてもらえます。また、「離婚届の不受理申出書」には本籍を書く欄などがありますが、本籍などがわからない場合は、窓口で戸籍謄本を出してもらえるので安心です(手数料がかかります)。

2つめは、印鑑です。この印鑑は実印でなくても良いので、普段使っている認め印を持って行けば申請することができます。ただし、シャチハタなどのスタンプ印は使用できないので気をつけてください。

3つめは、本人確認書類です。運転免許証や住民基本台帳カード、パスポート、マイナンバーカードなど、官公署が発行している写真付きの身分証明書があれば、それ1枚で本人確認をしてもらえます。

もしも官公署が発行している写真付きの身分証明書がない場合は、官公署発行の身分証明書(例えば健康保険証や年金手帳など)を2種類用意するか、官公署発行の身分証明書1種類と民間の写真付き身分証明書(社員証など)1種類を用意すれば大丈夫です。

申請による効果

「離婚届の不受理申出」をすると、離婚届が窓口に提出されたとしてもそれが受理されることはなくなります。要するに、勝手に離婚が成立することを防ぐことができるんです。この効果は、申請をした日から、あなたが申請を取り下げるときまでずっと続きます。(以前は6か月しか効果がありませんでしたが、今はその期間制限はなくなっています)

申請を取り下げたくなったときは役所に「取下書」を提出すればできるので、その場合は本籍地の役所か、所在地の役所へいってみてくださいね。

まとめ

突然、「離婚しよう」と言われてしまえば、誰だってパニックになりますよね。でも、落ち着いて対処すれば離婚を回避することは可能なんです。あなたが無事離婚を回避して、パートナーと幸せな生活を送れることを祈っています。


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