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離婚したいとき、弁護士を雇うべきか迷っているあなたに

婚姻関係を解消し離婚したいと思っても、どのような手続きがあるのか、どれぐらい時間や費用がかかるのか、初めてのことだと分からないことだらけです。

原則、離婚は本人同士が話し合い、離婚届にサインして役所に提出すれば手続きはそれで終わりです(協議離婚)。しかし財産分与、慰謝料請求、子どもの養育権や養育費など本人同士の話し合いで済まないケースも多々あります。

そんな時は、専門家である弁護士に任せたほうがいいのでしょうか?とはいえ弁護士費用もバカになりません。自分たちで解決できるならわざわざ弁護士を雇う必要もない?弁護士は本当に私の味方になってくれる?気になることがたくさんあります。

なかなか人には聞けない離婚に関して弁護士の役割、費用などについてご説明します。きっとあなたの役に立つ情報が見つかるでしょう。

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離婚したいなら、弁護士に依頼すべき?

平成28年の司法統計によると婚姻関係のトラブルで代理人(弁護士)が付いた率は以下の通りです。
・当事者双方についた 22.1%
・申立人のみ 24.5%
・相手方のみ 4.8%
・代理人を立てない 48.6%

これが10年前の平成18年になると、当事者双方に付いた率が8.9%、申立人のみが13.8%、相手方のみが3.6%、代理人を立てない率が73.7%となっています。

たった10年で弁護士を代理人として付く率が非常に多くなりました。逆にいえば10年前は離婚問題にあまり弁護士が携わってなかったことがわかります。

離婚へのステップとして一般的には当事者の話し合い、次に裁判所での離婚調停、それでも解決しなかった場合は離婚裁判となります。話し合いですぐ解決する場合もあれば、離婚にこぎつけるまでに何年もかかるケースも少なくありません。

ここは法律の専門家である弁護士に適切なアドバイスをもらったり、あなたに有利な解決策を見いだすために知恵を拝借することは、決してマイナスなことではないのではないでしょうか。

離婚の種類

日本では一般的に離婚は以下の4種類に分けられます。

【協議離婚】
当事者同士が話し合い離婚を決定します。財産分与、慰謝料、子どもの親権や養育費も当事者同士の話し合いによって決まります。ちなみに子どもがいる場合、親権者が決まっていないと法的に離婚が認められません。

離婚の約90%が協議離婚となります。

【調定離婚】
当事者同士の話し合いだけで解決しなかった場合、家庭裁判祖に離婚調定を申し立てます。家裁では調停員が間に入って話し合いが行われますが、これは裁判ではありません。

この時点で双方が同意に至れば離婚は成立します。家裁での調停は印紙代、郵便代金等2,000円程度となります。

離婚の約9%が調定離婚となります。

【審判離婚】
離婚調定で話し合いがまとまらない場合、家庭裁判所自らの判断で「審判」によって離婚を成立させるものです。この制度は審判の告知を受けた日から2週間以内に当事者が「異議申し立て」すると審判の効力が失われてしまいます。

【離婚裁判】
協議離婚、調定離婚、審判離婚が成立しなかった場合、夫婦の一方から地方裁判所に離婚の訴えを起こすことができます。この場合、家庭裁判所での調定が不成立になっていることが原則です。

地方裁判所で解決しない場合、高等裁判所、さらに最高裁判所まで争うことができます。

離婚の約1%が離婚裁判となります。

どんなときに弁護士に依頼すべき?

先述したように当事者同士の話し合いで決着が付かなかった場合、弁護士を付けることが多くなります。話し合いがもつれるとどうしても感情的になってしまいます。第三者(弁護士)が代理人になることで、冷静に話し合うことができ、かつ法律の専門家という利点を活かしてこちらに有利になるよう、交渉してくれるのです。

弁護士を付けられるのは必ずしも離婚調停、離婚裁判の時だけではありません。協議離婚の時点で代理人として弁護士を立てることもできます。

弁護士がしてくれること

弁護士はあなたの代理人として離婚における話し合い、法的手続きを執り行ってくれます。たとえばDVやモラハラが原因で離婚に向けた話し合いをする場合、DV被害者は加害者に会いたくない、できれば会わずに済ませたいと思う方もいらっしゃいます。

話し合いの最中、相手が感情的になって暴力を振るうことも十分考えられるのです。そのような場合、弁護士を代理人に立てればあなたは相手側に直接会うことなく話し合いをすすめることができるのです。

では具体的に弁護士はどういうことをしてくれるのか挙げてみましょう。

協議離婚交渉

協議離婚の段階で弁護士を付けることができます。当事者同士だと感情的になって話し合いにならなくなりそうなら、第三者を立てた方がスムーズに解決することが多いのです。

離婚調停の代理人として

弁護士に離婚調停の代理人を依頼すると、調停申立書の作成から裁判所への手続きなど法的なことはすべて弁護士が執り行ってくれます。

また、調停日に一緒に裁判所へ同行してくれることも。第三者が同席していれば、相手側が感情的になることへの抑止力になります。また、DV事案、モラハラ事案の話し合いならなおさら、第三者を立てたほうがスムーズに話し合いが進むでしょう。

離婚訴訟の代理人

離婚裁判ともなると素人一人で対応することはできません。ここは法律のプロ(弁護士)に任せるのがよいでしょう。法的な専門用語、裁判の専門用語、また裁判の進め方など素人がわからなくて当然です。

分からないまま裁判が進んでしまうと、相手側に有利な条件を突きつけられてしまうこともあります。

たとえば子どもの親権、養育費で争っている場合、少しでも好条件を取り付けたいはず。そんな時には弁護士の力を借りるほうが得策です。

弁護士費用

一般的に初回のみ相談料は無料というケースが多いようです。

全国1,030の法律事務所がホームページで好評している離婚の弁護士費用の屁金額は60.7万円。この数字から弁護士費用の相場として、着手金30万円、報奨金30万円、プラス経済的利益の10%」と算出できます。

また地域によって値段の相場が異なるようです。もっとも高いのは東京、もっとも安いのが札幌となりました。

離婚のために弁護士を雇う

先述したように協議離婚で交渉が決裂し、離婚調停や離婚裁判になった場合、法的なことは素人だけでは対応しかねます。話し合いがこじれにこじれてから弁護士を立てるよりは、早めに弁護士を立てたほうが早く解決するケースも少なくありません。

その一方で弁護士に代理人を依頼するとなると弁護士費用が発生します。アメリカの裁判のように何百万、何千万円といった高額な慰謝料が手に入るわけでもなく、高額な費用を使ってまで弁護士に依頼するかどうか、考える必要があります。

ここでは離婚のために弁護士を雇うメリットとデメリットについて検証してみましょう。

弁護士に頼むメリット

離婚するのに弁護士を立てるメリットとは以下の点があげられます。

・有利な条件を引き出すことができる
・法的、かつ適切なアドバイスをもらうことができる
・裁判などむずかしい法的な手続きを任せられる
・第三者(弁護士)を立てることで精神的苦痛がやわらぐ
・弁護士を立てることで相手側に本気で離婚したいことが伝わる
・スムーズに離婚できる

特に協議離婚で決着が付かなかった場合、離婚調停、離婚裁判が長期化したり感情的にこじれることが考えられます。このような場合には弁護士を立てるほうがよいでしょう。

弁護士に頼むデメリット

弁護士に依頼するということは、弁護士費用が発生することになります。そのほか、弁護士を立てたことでデメリットになることもいろいろ生じる可能性があります。具体的にどのようなデメリットがあるかを挙げてみましょう。

・高額な弁護士費用がかかる
・調停や裁判のスケジュールを弁護士に合わせる必要がある(時間がかかる)
・弁護士を立てることで逆に相手が対決姿勢になる
・一部の弁護士は持論を展開し話し合いをより混乱させてしまう
・一部の弁護士は弁護士費用を稼ぐため、わざと長引かせる

世の中は善人ばかりではありません。弁護士選びを間違えるとかえって話がこじれたり、必要以上に費用を請求されることもあるようです。

ふさわしい弁護士はどんな人?

弁護士にもさまざまな案件に対し得意、不得意があります。企業の法的問題に強い弁護士もいれば、刑事事件に強い弁護士もいます。大切なことは、離婚に強い弁護士を選ぶことです。

一番大切なことは、依頼人であるあなたの味方になってくれる弁護士であること。そしてあなたがその弁護士を信頼できるかどうかが重要です。

どんなに評判が良い弁護士でも、実際会って話をしてその弁護士に対する印象がどうしてもよくなかったら、無理にその弁護士に依頼する必要はありません。

離婚裁判に相応しい弁護士か否かということより、あなたが信頼できるか否かが大切なのです。

弁護士を探す

離婚を考えたとき、まず誰に相談しますか?離婚を経験したことがある友人や知人に話しを聞いてみるのも良いでしょう。その際、どんな弁護士に依頼してどのような解決策をとったか聞いてみてはいかがでしょう。

話を聞いたその弁護士に会ってみたければ紹介してもらうこともできます。

やみくもに街中にある弁護士事務所の門を叩くよりは、友人知人に聞いたりインターネットで調べるなど、事前調査をすることをおすすめします。

一番手軽に探せるのがインターネットです。ここからはおすすめの弁護士紹介サイトをご紹介します。

弁護士サイト紹介

【離婚弁護士ナビ】
あなたのお住まいの地域から、離婚に強い弁護士を検索することができます。
https://rikon-pro.com

【弁護士ドットコム】
離婚問題をはじめ、さまざまな案件ごとに強い弁護士を検索できるサイトです。さらに細かく検索でき、たとえば24時間予約受付対応、女性スタッフ在籍、電話相談可、などご要望にあった弁護士をいち早く検索することができます。

検索してヒットした弁護士は顔写真付きで表示されるのも嬉しいサービスです。
https://www.bengo4.com

【離婚弁護士センター】
離婚問題の専門家が全国無料相談に対応してくれます。
http://離婚弁護士センター.com

【離婚相談ドットコム】
インターネットでの検索はもちろん、サポートセンター(電話)で相談内容を聞き、最適な弁護士・司法書士を紹介してくれます。
http://r-soudan.jp

こだわるべきポイントのアドバイス

誰しも、数多の如くいる弁護士の中から一番いい人を選びたい、絶対勝てる弁護士を選びたいと思うはずです。しかし1度や2度の面会でその弁護士の人となりを見抜くのも大変なことです。

弁護士選びのポイントとして以下の要点をチェックしてはいかがでしょうか。

・弁護士の実績
・誠実かつ丁寧かどうか
・あなたと相性が合うかどうか
・弁護士費用等についてきちんと説明があるか
・アフターサービスもしっかりしているか
・最後まであなたの味方でいてくれるかどうか

何回か弁護士と話をすれば、少しずつその人のパーソナリティーやその弁護士事務所の経営方針がわかります。あなたの問題に真摯に向き合ってくれる弁護士を探しましょう。

まとめ

日本弁護士連合発行の「弁護士白書2016年版」によると、平成29年で弁護士人口は38,658人(うち新規登録者496人)、弁護士1人あたりの国民数は3,258人と発表されました。

これだけ多くの弁護士の中から、あなたの案件にとって最適な人材を選ぶのは大変です。友人、知人からの紹介や弁護士紹介サイトなど、利用できるものは可能な限り利用して、あなた自身で弁護士の情報を集めましょう。

協議離婚が成立しなければ、離婚調停、離婚裁判へと発展します。法的な問題や手続きなど代理人として弁護士に動いてもらうことも大切ですが、なによりも一番大切なのは、その弁護士が最後まであなたの味方でいてくれるかどうかです。

人気の弁護士は一人で抱える案件数もケタ外れに多いことでしょう。あなたにとっては人生を左右する問題でも、弁護士にとっては案件の1つでしかありません。その案件に対し、真摯な態度で向き合ってくれる弁護士は、きっと最後まであなたの力になってくれるはずです。


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