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男女における恋愛観と結婚観の違い

「もう付き合って4年も経つのに、彼はちっとも結婚の意志を私に示してくれません。彼の本当の気持ちはどうなんでしょうか。」という質問は「占い」などでよくみられる女性側から典型的な質問だと思います。

女性にとって恋愛は、すなわち結婚への道程であると考えているにも関わらず、どうも男性は違うらしい。そんな男女別「結婚観」と「恋愛観」について今回は脳科学分野からアプローチしていきたいと思います。

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男女の恋愛観の違い5つ

男性と女性、両者が持っている「恋愛観」にはどうも違いがあるようです。男女の持つ恋愛観の違いが、結婚を遠ざけているのでしょうか。そもそも「恋愛」とはなんなのでしょう。

男性が恋に落ちたときと女性が恋に落ちた時とでは、差があるのでしょうか。恋愛は「中毒性の麻薬である」というデータがfMRI(機能的磁気共鳴画像)の実験でも明らかになっています。

こうした「麻薬中毒」状態にも似た「恋愛」に男女が陥ったとき、具体的にどういう差が男女において現れるのか、ここではいくつかその違いをピックアップしたいと思います。

男性の恋愛は二段構え 女性は一段

「性欲」と「恋愛」は別物である。と少々ショッキングな答えを冒頭から述べなくてはならないのが、男性の場合です。最近の脳科学によると、人間の脳が恋に落ちているときの状態は、fMRIで視覚化できるとされています。

要するに、今付き合っている彼が、自分に対して「恋」をしているか、していないかが、FMRIの画像診断の画像を見れば一目瞭然にわかってしまうということなのです。この画像診断で、わかったことは、

1.性欲の欲求の激しい男性はテストステロンという物質が多く分泌されている。
2.恋に落ちた男性の脳からはドーパミンが大量に放出されている。
3.相手に愛着を持つときバソプレシンが大量分泌され、テストステロンは低下する。

ということで、これは、「性的欲求」を満たすために交際している時と、「恋」に落ちて交際している時とでは、脳内の化学物質の分泌量がまったく違うという結果が出でいます。

テストステロンは男性ホルモンですから、性欲の強い男性は「愛情深い男性」なのかといえば、残念ながらそうではなく、むしろ「恋多き男性」と「愛情深い男性」は別物と考えてよさそうです。テストステロンの分泌が旺盛な男性は「恋多き男性」ではあるものの、結婚を望まず、浮気を繰り返す傾向も強いとされています。

一方、一人の恋人や配偶者に対して強い愛着を示す男性は、テストステロンが減少しているという報告があります。相手に愛着を示すバソプレシンがテストステロンを抑制させるというのです。

男性の場合、「異性との交際中」脳内の化学物質の分泌量の活性化した状態が二種類存在するわけです。テストステロンかバソプレシンか、この二つの化学物質のどちらが優位な状態かによって、男性の「恋愛観」が大きく変化することになります。

男性は征服したい 女性は制服されたい

男性の場合、性的な衝動と暴力的な行動は残念ながら非常に近くに存在します。それはとりも直さず男性ホルモンであるテストステロンが大きく関与しているためであるとされています。そのため、テストステロンの分泌が盛んになると、男性は『征服欲』も拡大し、女性に対しても「征服したい」という欲求が強くなるのです。

「英雄色を好む」といいますが、テストステロンが大量に分泌されている男性は、女性だけでなく、すべての事柄に対して『征服欲』が強まるわけです。仕事が忙しくなると浮気の虫が出てくるという男性はまさにこの状況の強い男性といえます。そして、恋も仕事も旺盛にこなしも更に女性から人気を得ていくというわけです。

一方女性の場合、恋をすると男性の二倍も積極的に「屈服したい」という欲求が高まるようです。「あなた好みの女性になりたい」と考える女性が多いのは、そのためのようです。

男性は独占したい、女性は独占されたい

独占欲はまさに「愛着」から発動します。自分だけのものに相手を拘束したいという欲求はまさに、『自分だけの子孫』をパートナーに産んでほしいという欲求からくるものです。
そして、女性の場合、男性からの独占は、そのまま生活の安定につながります。

子育ての期間の長い人間は、より安定した期間を過ごしたいと願うわけです。

男性は、出産まで関わればよいわけですが、女性の場合は「育児」を行わなければなりません。現代社会においては、育児を女性だけのものとするのではなく、男性も参加することを奨励しますが、

やはり授乳やスキンシップなど、乳幼児からの成長段階において重要な意味を持つ部分は、母親が担当することが多いことは原始の時代から大して変化はしていないようです。

こうした、生物学的な役割分担のなごりから、自然と女性は「守られたい」「従順でいたい」という気持ちが男性に対して高まっていくのだと思われます。

これは、「群れ社会」の動物に多くみられる本能的なもののようで、リーダーを中心として、群れを率いるリーダーは常に群れを制圧していますし、そのリーダーに対して従順でありたいと望むのが、群れの構成員であるといえるからです。

男性は守りたい、女性は守られたい

興味深いことに、男性は

「女性を助け、女性の問題を解決し、・・・中略・・・悩める乙女を救出したとき、男性は自分の男らしさを実感する」 (人は何故恋に落ちるのか? ヘレン・フィッシャー 著大野晶子訳 ソニーマガジンp179)

と心理学者は報告しています。そして、自分が女性を助けているという意識がテストステロンの分泌量を増加させるというのです。

そういえば、女性が男性に相談事を持ち掛け、例えば夫との関係や恋人との関係の相談を持ち掛けているうちに、深い相談者の女性と深い関係に移行してしまうという話はよく耳にします。

この現象は男性特有のもので、女性の場合は、男性から笑わせられている時に「男性から守られている」という意識が高くなるとされています。 ユニークな冗談のうまい男性やお笑いタレントが、ルックスの良いアイドルよりも女性から大人気な理由がうなずけると思います。

更に、女性が背の高い男性を好む理由としては、「守ってほしい」という意識が高いために、自分よりも大きな体格で頼りがいがあるように見える男性を好むとされています。

男性は許さない 女性は許す

相手が浮気をしたとき、男性は自分の恋人、もしくは配偶者を殺す。しかし女性が自分の恋人、もしくは配偶者が浮気をしたとき、浮気相手の女性のもとに乗り込んで行って浮気相手の女性を殺す。とよく言われています。

独占欲は生活に直結します。男性の場合は相手の女性が、自分以外の種をふやす可能性があるわけですから、その裏切り行為は許しがたいことになります。

わが子であると思えばこそ、己の人生の時間をささげて、子供を育むために過酷な労働も耐え、家族を維持していくわけです。

その献身が、一瞬にしてみずの泡になるわけですから、その裏切り行為は許しがたいものになるでしょう。しかし女性の場合は、子供と共に養われる立場なわけですから、相手の行動には寛容になります。

相手を独占したいという欲求よりは、どんな状態でもよいから、機嫌よく元気でいて、自分たちの家族をうまく運営してほしいと願うわけです。結果、男性の浮気に対して女性は比較的寛容ですが、男性は許さないというわけです。

 

男女の結婚観の違い4つ

恋愛時において上記のような内分泌系が著しく違う男女は、体内の分泌される化学物質の影響のもとに、結婚観も大きく異なることになります。また、社会的性差もさることながら、身体的な機能に基づいて築かれてきた習慣が結婚観に与える影響も看過できないでしょう。

では、男女では、どのように結婚観が異なるのか、代表的な違いを四つあげたいと思います。

女性は近い未来の結婚を望む

女性の適齢期といわれる年齢は、かつては20代前半でした。ですから、24歳を過ぎたころから、婚期を逃した女性に対して「クリスマスケーキ」(24.25を過ぎて売れ残ったという意味)といったり、30歳をすぎた女性を「おおみそか」などと、切羽詰まった感じを込めて社会ぐるみで追い込むような揶揄した言葉もありました。

しかしながら、女性が20代前半ということは、身体的にも若々しく、美しいことも確かで、それだけ女性側が男性を値踏みするということが当たり前に行われ、男性のほうが若い女性に選んでもらおうと、いかに女性からモテるかを研究していました。

しかしながら、女性の高学歴、社会進出が進んでくると、女性はどんどん婚期がおくれてきました。

35歳を高年齢出産のひとつのラインとしているようですが、年齢的な『賞味期限』といわれる適齢期に焦りを覚える女性たちが増加していることは、かつての女性の結婚観や恋愛観を大きく変えました。出産を考える女性にとっては、タイムリミットがあることは現実問題であるといえます。

しかし、そうした女性の事情はある意味女性の価値を下げ、かつての「選ぶ側」から、男性に「選んでもらう側」という弱い立場に移行してしまったのも事実でしょう。

こうした事情により、女性は「早く結婚したい」と切実に考え、男性は別段期限がないためにのんびりしているというのが実情であると考えられます。

男性は恋愛=結婚とは限らない

テストステロンとバソプレシンの関係について、すでに書きましたが、男性は、恋愛時において、テストステロンが優位です。これは単純に「性欲」であり、「恋愛」や「結婚に発展する恋愛」とは異なります。この男性ホルモンゆえに男性の恋愛が、結婚に発展しずらいという要素をはらむわけです。

エストロゲンが減少する更年期以降の女性においては男性と同様テストステロンが優位になっていくので、結婚を視野に入れない性欲優先の恋愛を望む女性もあるでしょう。女性であっても年齢が高くなるにつれ、結婚への願望は希薄になっていくといえます。

しかしながら、若い女性の場合エストロゲンの関係で「性欲」のみを満たすために男性と付き合う人は、非常に稀といえます。こうした化学物質の分泌の違いが、男女の結婚観に大きな影響を与えています。

男性にとっては重荷

内分泌系の違いと共に、もうひとつ、男性に『結婚』へなかなか踏み切らさせないファクターがあります。それは、男性の「家族」に対する扶養の責任でしょう。現在、男女ともに共稼ぎで、男女ともに育児に参加するという『同等婚』も増えています。またそれを奨励する社会的な風潮もあります。

しかし、やはり子供の22年間に及ぶ養育は、男性にとっては多大なる重荷になっていることも事実です。

終身雇用、年功序列が主流だったサラリーマンの雇用形態も今では大きく変化し、けして安定しているとはいいがたい雇用形態になりました。こうした不安定な経済状態において、安定した環境で子供を養育するということは男性にとっては負担であると考えられます。

そうすると、自発的に結婚を望む男性も減少するのも仕方がない現象であるといえるでしょう。

女性にとっては自由の放棄

男性にとって、結婚し、家族を持つということは経済的な責任を負い、ある種重荷であると書きましたが、女性にとってもまた、結婚することで、いままで自由に使えた自分の収入、時間、を捨て、また暮らしをともにすることで男性に対し服従をしいられることが、すべての今までの自由の放棄に感じられることも事実でしょう。

実際、どんなに周囲から結婚を拒むことで白眼視されようと、この一人でいることの自由を選ぶ女性も少なくありません。

男性にとっても女性にとっても今や結婚は従来の自分の生活を捨て去り、新たに背負う「義務に満ちた生活」になるわけです。

熱病のようにうかれた勢いだけでは突き進むことのできない現実の問題が、『結婚観』を大きく左右しているのです。

 

どうして男女で違うのか?

さて、いままで主に内分泌系等を主体に考察してきました。

では、何故こうした性差があるのか脳科学分野からもう一歩踏み込んで考えたいと思います。

男女のこうした違いは脳の違いから生じる

男脳・女脳なる言い方が世に存在しますが、「性差」を自覚する部分として「間質第三核という神経核」が存在していると、いわれています。この部位は、明らかに男性のほうが女性よりも2倍から2.5倍大きいとされ、一般的に「自分は女性である」と主張する性同一性障害の男性の脳は、一般の女性と同じ大きさしかないことが明らかになっています。

また、女性と男性とでは、同じ脳をもっていても、使う部位が異なる、女性の方が血流が速いなど、男女によって脳が異なる働きをしていることもわかっています。

同じ素材をもっていながら、使う部位が性差によって異なるというのはとても面白い事実です。

脳の重さ

また、脳の容量に関しては、1200グラムから1500グラムが一般的で、容量の重い脳が頭が良いとされ、女性よりも大きな脳を持つ男性のほうが、容量的にも頭がよいとされていましたが、アインシュタインの脳は1250グラムで、むしろ小さい方であったもとわかっており、最近では容量の大きさと優秀さは無関係であることが解っています。

脳の構造の違い

脳の構造に関しては、男性であるから、何かが多いとか、少ないとか、構造そのものに差はありません。確かに発達している部位、先ほど記した「間質第三核」や、「脳梁」など、その器質的な働きの違いが男女において大きく違うということははっきりとわかっています。

脳梁は右の脳と左の脳を結ぶ部位ですが、男性はこの部位が女性よりも発達していないため、女性に比べて、脳の左右の神経回路が劣っています。

結果的に男性左右バランスよく脳を使うことよりも、理論だけに偏ったり、または感性だけ偏ったりと、片方の脳に依存することが多くなるといわれています。

また視床下部、性欲中枢なども男性のほうが女性よりも明らかに大きいということが解っています。

 

まとめ

脳や内分泌系のホルモン、または化学物質など、脳科学分野から今回は男女の性差、そしてそれに基づく「恋愛観」「結婚観」を分析してみました。

いかがでしたでしょうか。いままで漠然と「彼の気持ち」「彼女の気持ち」が解らずもやもやとしていた気持ちが科学的な考察によっていくらかでも理解できたでしょうか。

脳の部分的な大きさの違いと、その脳の中で目まぐるしく動き回る化学物質の違い、こうした違いが「性差」を作り出し、最終的に「結婚観」「恋愛観」の相違を生み出しているといえます。

相手の違いを理解することは、結果的に相手とのコミュニケーションを円滑にする手助けとなるでしょう。

漠然と「なんで私の気持ちを分かってくれないの」と責めるのでなく、男性とは「こういう生き物なのか」と一歩引くことでまた、対処策も見えてくるかもしれません。

相手の外見だけにとどまらず、頭の中身の脳にも思いを馳せてみるというのも面白いかもしれません。

 

参考図書
人は何故恋に落ちるのか? ヘレン・フィッシャー 著大野晶子訳 ソニーマガジン
脳の非凡なる現象 先端生体情報研究機構 所長 医学博士・医師 西崎知之 三五館
男の子の脳 女の子の脳 レナード・サックス 谷川連 訳 草思社


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