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両親にも会場にも感動を、花嫁の両親への手紙の書き方マニュアル

花嫁から実の両親へ、またこれから義理の親子となる花婿の両親への手紙の読み上げは、結婚式の中でも感動的なイベント。流行の和婚を選ぶときもチャペルでのウェディングスタイルを選んでも、その重要性は変わりありません。

しかしせっかくの花嫁の手紙の読み上げ、ちょっとした気遣いでさらに感動的なものにすることもできれば、ほんの少しのミスでせっかくの結婚式に文字通り水を差す結果にもなりかねません。そこで今回は「花嫁の手紙」をより幸せな思い出にするために押さえておきたいコツをご紹介します。

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花嫁の手紙の基本構成に沿って確実に感動をゲットしよう

和婚、チャペルウェディング、またよりカジュアルなレストランウェディングでも欠かすことのできないイベントの1つとなっている「花嫁の手紙」の読み上げ。

でも実際どうして「花嫁の手紙」はこうした結婚式に欠かせないものとなっているのでしょうか?その答えはもちろん、結婚の日を迎えるその日まで「娘」として育ててくれた両親への感謝の意を改めて伝えるためです。

また、最近では花嫁の実の両親に向けてだけでなく、新郎の両親に向けても読み上げられることも増えています。普段なかなか口に出して伝えることのない最も身近な人への感謝の気持ちを素直に伝える、それが「花嫁の手紙」なのです。

花嫁の両親への手紙の基本構成

花嫁の両親への手紙の基本構成はもちろん、一般的な物語と同じ起承転結で大丈夫です。この基本の骨子に自分たち家族ならではのエピソードや、もっとも伝えたい部分などを盛り込んでいく形に整えましょう。

①書き出し部分

冒頭部分はまず、誰に向けての手紙かを明確にすることが大切です。一般的には「お父さん、お母さん」といった呼びかけから始まります。

両方の親族が列席者のほとんど、といった場合はそれでOKなのですが、新郎新婦の職種などの関係上、列席者の半分以上がいわゆる「親族以外の仕事関係や友人、知人、恩師」といったメンバーの場合は、そちらへの礼を欠かさないようにしたいものです。

「本日は私たち二人のためにお集まりいただきまして誠に有難うございます。この場を借りて私たち二人を今日まで育ててくれた両親への感謝を伝える手紙を読む時間をいただくことをお許し下さい。」

という一文をお辞儀をしながら読み上げればOKです。また、両親だけでなく同居していた祖父母や兄弟姉妹にも感謝を伝えたい、という場合は両親への呼びかけに引き続き、そちらも呼びかける形で進めてください。

②エピソード部分

起承転結の承・転に当たる部分はテンポよく、短い文章で聞く側にもわかりやすい内容がベストです。

その際に披露するエピソードは、初耳の列席者にもわかりやすいように「誰がどうした」といった文章のうち、「誰が」に当たる主語を省略するなどの「やや身内受け」の内容に偏らないように注意が必要です。

また、エピソードが家族間内だけのことならかまいませんが、親族や友人など話の引き合いに出されて迷惑に感じるかもしれない相手がいる場合は、なるべく避けた方が無難です。

さらについつい話を「盛って」しまったりすると、実情を知っている親族などから失笑されてしまうこともありますので、気をつけましょう。

③結び

エピソードも披露して、自分たち家族の平素の姿と、その中から生まれた感謝の想いを伝えたいという花嫁の気持ちが列席者にも汲み取ってもらえたところでの起承転結の「結」、結びの言葉となります。

ここでは、一番伝えたかった感謝の言葉を、自分自身の言葉でしっかりと伝えるようにしましょう。美辞麗句などは必要ありません。両親の目を見て、笑顔で、これから新郎と築いていく生活への決意を語ることができれば十分です。

さらにこの場を借りて両親への感謝を述べることを許してくれた列席者に、一緒になって耳を傾けてくれたことへの感謝も添えて改めて礼を述べる形での締めくくりとしましょう。

つい使いがちなNGワード集

結婚式全体の中で使用がタブーとされるNGワード(いわゆる忌み言葉など)は、花嫁の手紙の中でも当然使用しないように心がけましょう。

別れなどを連想する「離れる」や「消える」、不吉な言葉とされる「涙」や「忘れる」といった言葉は誰しもすぐにNGワードとして思いつきやすいため、あえて使うという人も少ないと思います。

注意が必要なのは、特段意識しないまま使ってしまいがちなNGワードにリピートを連想させる「重ね言葉」です。「たびたび」や「しばしば」といった言葉は平素は悪い意味で使うことがないため、特に注意が必要です。

新郎か花嫁自身が再婚の場合は、特にこうした言葉には自分以上に周囲が敏感になっていることも多いので、無意識に使用して誰かを不用意に傷つけたりしないようにしましょう。

花嫁から新郎の両親への手紙の場合

以前は「花嫁から実父母へ向けての手紙」の末尾などでふれられるだけだった新郎の両親への言葉ですが、最近では別途「花嫁から新郎の両親へ」の手紙を用意する人も増えているそうです。

結婚という佳き日を迎えられたのは、もちろん花嫁側だけでなく新郎側の両親の愛に支えられてのこと。そこで、これから新しく家族になるということへの決意と感謝を述べるのは今後の付き合いを考えても当然のことかもしれません。

ただし、花嫁から自分の両親へ向けての手紙なら、あくまでも身内のこととして少々のことは大目にみてもらえても、新郎側にとってはまだまだそこまでの気安さはありません。

特に新郎側の両親が再婚であったり、シングルマザー、あるいはシングルファーザーとして新郎を慈しんで育ててきている場合、こちら側の何気ない一言が相手の気持ちを傷つけてしまうこともありえます。

披露する内容については、たとえ手紙自体がサプライズ企画であっても、新郎だけには打ち明けて下読みしてもらっておくことが大切です。

実際に花嫁の手紙を準備するにあたって

①便箋とペンの選び方

演出によってはスポットライトが当てられるとはいえ、全体的に抑えたライティングのことが多い会場では、あまりに小さい紙に小さな文字で書くと、いざ本番という時に読みにくいこともあります。

また、普段は眼鏡やコンタクト使用という花嫁の場合、結婚式当日がメイクや体調の関係上どちらも使用できないということもありえます。

基本的には上質紙に万年筆という人が多いようですが、事情が許せば当日と同じくらいの明るさを前もって教えてもらっておくことも必要です。その際に「思ったより、文面が見にくいな」と思ったら文字の大きさを換える、あるいは黒文字が引き立つような紙に換えるなどの工夫を加えておくと本番での心配が軽減されます。

②大切なのはあなた自身の素直な気持ち

実際に書き始めてみると何から書けばいいのか、どんなことを書けばいいのか迷うこともあるでしょう。時折「ドラマティックな展開にしなくては」という思いにかられたのか、まるでラジオドラマかTVの再現ドラマのようなストーリー展開の手紙を読み上げる花嫁もいますが、それでは本末転倒です。

聞かされる側にとってはどこまでが本当なのか半信半疑になってしまい、本来の「感謝の意を伝える」という趣旨から遠く逸脱してしまいます。

エンターテイメントの要素ばかり考えて、感謝の気持ちを伝える大切なチャンスを無駄にしないように気をつけましょう。

③長さはどのくらいが適当?

一般的に人が耳からだけの情報に集中していられる時間は思ったよりも長くないと言われています。ラジオのDJが時々音楽を流したり、適宜CMが入るのはそのためです。

ですので、読み上げる側はともかくとしてただひたすら耳を傾けてくれている列席者の集中力が切れるほど長々とした手紙はNG。披露するエピソード上、どうしても長くなるという場合は、スライドやムービーなどを併用して「音声だけ」にならない工夫も必要です。

④手紙と一緒に渡したいプレゼント

手紙と一緒に渡されるプレゼントとして定番なのはもちろん花束。ただし新郎の地元での結婚式であったり、両家の地元ではなく新郎新婦の勤務地近くで行うといった場合の時は、うれしい花束も飛行機や新幹線移動の時の「困った荷物」になる場合もあります。

そうしたことを踏まえ、最近ではブリザーブドフラワーをあしらった記念品を手紙と共に両親へのプレゼントとしている人もいるので、「生花はちょっと」という人にもおすすめです。

また、断捨離や早めの「終活」などで身の回りの整理を始めている両親や、結婚で子供が実家から巣立つのを機会に今までの家しまいをして田舎で第二の人生をスタートさせるという親世代も増えていることなどから、場所をとる飾り物を贈るのは気が引けるという人もちらほらいるようです。

そうした場合には、いっそ物として後に残るものより記憶に残るものを、ということで自分たちで自由に行き先や日程を決められる旅行券なども人気のプレゼントです。

さらに「実用品」なんて、と贈る側が思う以上に、「毎日の生活の中でちょっとしたラクが出来てうれしい」という両親には、加齢による身体の衰えをカバーしてくれる機能のついた便利家電なども人気のようです。

いざ本番!結婚式での手紙の読み方

結婚

①読み上げるときは、ゆっくりと文節は短めに区切る

手紙の内容はどうしても両親と花嫁本人だけがわかるようなエピソードになりがちです。聞いている列席者からはまさに「初耳」のことばかりです。

なので、あまりにとうとうと話されてしまうと、聞いている側からするとなかなか頭の中でそのエピソードが時系列に組み立てられず、話の流れについていけなくなる心配があります。

気持ちとしては子供に絵本を読み聞かせるぐらいのスピードでゆっくりと、また句読点などの文節では、きちんと間を空けてメリハリをつけるようにしましょう。

②新郎が緊張する花嫁に寄り添う形で

ケーキ入刀やキャンドルに点灯など2人一緒だからこそ緊張を感じずに済む作業が多い結婚式。「花嫁の手紙」朗読の際だけ急に花嫁1人にスポットが当てられ、満座の注目が集中する緊張感に耐えられない!という花嫁も多いでしょう。

そんな時も新郎が花嫁の側に一緒に立っていてくれることで緊張がほぐれた、心強かったという花嫁も大勢います。ぜひ、「花嫁の手紙」も2人の共同作業の1つとして共に分かち合って下さいね。

③BGMで雰囲気を演出

練習を何度繰り返しても涙ぐんだり、思いもかけないちょっとしたハプニングなどで、スムーズに読み上げることができなかったりということも想定される「花嫁の手紙」朗読。

さらに他の余興に比べて静かな進行になりがちなせいで、声だけでは広い会場のすみずみまで注意喚起が及ばず、ざわついてしまうこともあります。

そうした空気をまとめ、さらに雰囲気をもりあげるためにもBGMによる演出は欠かせません。使う音楽は手紙の中のエピソードにちなんだものなど、基本的にはどんなものでもOKですが、ボーカル入りの曲は、朗読と音がかぶって聞き取りにくくなってしまうので避けたほうが無難です。

会場によってはピアノなどの生演奏などが別途オーダーできるところもあるので、演出全体も含めてウェディングプランナーと事前によく打ち合わせをしておきましょう。

④こらえきれず泣いてしまった、というときは…

事前に何度もリハーサルしていても、本番の雰囲気は格別。思わず感極まって涙ぐんだり、こらえきれずに嗚咽してしまう花嫁も。

そういう時はとりあえずマイクの前から外れて、しゃくりあげる音などをマイクに拾われないようにしましょう。どんなに感動的な文章の前後でも、万が一でも鼻をすする音などが大音響で会場中に流れでもしたら台無しです。

また、そうした事態にそなえてウォータープルーフのメイク用品を使ってくれている場合がほとんどとはいえ、焦る気持ちで乱暴に目元をハンカチなどでこすると、化粧がヨレてしまいます。

手紙を手に持つときに柔らかめのティッシュを数枚目立たないように一緒に持つようにしておけば、とっさの時に軽く押さえるだけで涙もぬぐえるので便利です。

それでも心配な場合は、花嫁の手紙の後の式進行を花嫁が中座できるものにあらかじめ組んでもらっておけば、気兼ねなく席を立ってメイク直しできるので安心です。

まとめ

いかがでしたか?心の内に感じていても、面と向かっては照れくさくて伝えられずにいた両親への感謝の想い。それを伝えるチャンスが、結婚式での「花嫁の手紙」セレモニーです。

手紙の構成や読み上げ時の雰囲気を工夫すれば、きっと素直な気持ちがありのままに両親や列席者の心に届くでしょう。


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